【仏壇を正しく飾ろう】東と西で異なるデザイン

【仏壇を正しく飾ろう】東と西で異なるデザイン

あなたの家の仏壇にはどんな仏具がありますか?意味は?

デザインはなぜこれなの?

宗派によって置いてあるものも違えば、意味するものも違います。

浄土真宗の東本願寺と西本願寺の違いを比べてみましょう。

 

まずは真ん中に阿弥陀如来

これは東西に違いはありません。

浄土真宗の本尊は阿弥陀如来ですから、仏壇の中心には阿弥陀仏が安置されます。

その際、阿弥陀仏の姿は必ずしも木製の仏像とは限りません。仏壇の中心に阿弥陀仏のが掛かっていたり、文字が書いてあったりします。文字の場合は「南無阿弥陀仏」などが書かれていますが、いずれも阿弥陀仏のことです。

浄土真宗の僧侶や宗徒は、阿弥陀仏に向けて手を合わせ「南無阿弥陀仏」と唱えます。なので仏壇の中心には、必ず何らかの形で阿弥陀仏が安置されています。

 

右に親鸞聖人、左に蓮如上人

 

阿弥陀仏の両サイドには、2人のお坊さんの絵がきます。浄土真宗の宗祖、親鸞聖人と浄土真宗の中興の祖、蓮如上人です。

右が親鸞聖人、左が蓮如上人

というふうに並んでいます。これも絵ではなく文字の場合がありますが、その場合は

右に「帰命尽十方無碍光如来」、左に「南無不可思議光如来」

と書かれています。

 

仏具の配置

仏壇には、花、線香、ロウソクが飾られます。

それぞれ、花瓶(かびん)、金香炉(かなごうろ)、燭台(じょくだい)という名前の仏具に飾られます。

三つ合わせて「三具足(みつぐそく)」と呼びます。

左から、花瓶、金香炉、燭台の順に並べます。

 

東と西で異なるデザイン

 

色やデザインが、東西によって違うのはご存知でしょうか?

まずは色の違いを見てみましょう。先ほど説明した三具足ですが

 

三具足は、

東本願寺は「金色」

西本願寺は「黒色」

 

となっています。東本願寺の方が金ピカでちょっと豪華に感じます。

ですが今度は、仏壇の柱や屋根を比べてみました、すると

 

柱や屋根は、

東本願寺は「黒色」が入っている

西本願寺は「金色」が多い

 

このように、今度は西本願寺の方が金ピカでした。

逆になっていますね。

 

亀の上に鶴が乗っている

 

東本願寺の燭台(ロウソク立て)をみてみましょう。

亀の上に鶴が乗っているデザインです。※西本願寺の燭台には亀はいません。

鶴と亀「鶴は千年、亀は万年」という言葉もあり、長寿を表す動物です。

浄土真宗では命を終えた後は浄土に行き、無量寿(限りない寿命)の命を得るという教えなので、長寿のシンボルを飾る事で、浄土での永遠の命を表しているのかもしれません。

 

さらに調べていると、私は別の説もみつけました。

長い鶴の足と、短い亀の足の特徴を元に、それぞれの個性を尊重し助け合うという意味もあるようです。

阿弥陀仏はどんな人でも平等に浄土へ生まれさせてくれる仏です。

足が長かろうが短かろうが、寿命が長かろうが短かろうが、どんな人でも阿弥陀仏が救ってくれる、そういう視点で仏具を見ると、一つ一つの仏具の見え方が変わりますね。

家庭用の仏壇もそうですが、京都の本山もそれぞれ特徴を持っています。

京都を訪れた際は、ぜひ東本願寺と西本願寺を訪れ、違いを見くらべてみると面白いですね。

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